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【SDGsの取り組みについて】

弊社は、2019年より、弊社バリュー(行動指針)のひとつとして 「SDGsに貢献する人材育成」 を掲げ、主軸であるICT推進事業、物流事業に加え、あらたにSDGs部門を設け、人と地球環境が健やかでいられるためにできることを模索しながら、サステナブルな事業構築を目指してまいりました。

その中で、アフリカのODA事業の一環のプロジェクトに携わり、ガーナ共和国との交流が生まれました。ガーナ・日本間のビジネスの活性化を試みる中でガーナに広く自生するモリンガに着目しました。

古来より「奇跡の木」と呼ばれるモリンガは、90もの栄養素をバランス良く含み、地球上でもっと栄養価が高いと言われるスーパーフードで、人の体内では作れない必須アミノ酸9種類を含む唯一の植物です。近年、国連世界食糧計画でも飢餓を救う食物として推奨され、欧米市場ではすでに広く認知されており、今まさにSDGsの課題解決にアプローチできる天然資源のひとつと言えます。しかしガーナでは、モリンガを暮らしの万能薬として重宝しつつも、広大な農地を有効活用することなく、事業化できていませんでした。そこで、弊社はガーナ農産物の輸出業者であるGERKINGS COMPANY LIMITED、日本国内流通販売を担当する株式会社アイ・ディー・エーとアライアンスを組み、モリンガを栽培し、食品原材料として日本向けに輸出し商品化するプロジェクトを立ち上げました。


このプロジェクトにより、東京ドーム2個分にあたる9ヘクタールのモリンガ畑の整地、輸出向けの加工工場設立、FDA取得、輸出手続きまでのサポートを行い、海外に輸出できる品質まで高めました。そして、この過程でモリンガ生産に携わる30名の雇用の機会が生まれました。弊社は日本の原材料輸入元となり、高水準の国内製造ラインを開拓、整備しました。さらに、株式会社アイ・ディー・エーが最終製品化し、国内流通販売を手掛けることにより、この7月より皆様のお手元に商品としてお届けできるようになりました。

また一方では、モリンガには杉の木の約50倍のCO2吸収率があり、弊社の物流事業の運送車両が排出するCO2に対し、ガーナでモリンガを育てCO2吸収削減することによりカーボンニュートラルを促進する側面もあります。9ヘクタールのモリンガ畑は年間約3,960tのCO2を吸収削減ができ、2tトラック車両が走行距離100kmで排出するCO2の約99,000台分の削減に相当します。

弊社SDGs部門の試みがひとつの形となったモリンガ製品です。お問い合わせは担当部署までお気軽にお申しつけくださいませ。


株式会社J.C.O.S ICT推進事業本部 SDGs部門
TEL : 03-3272-1188(代)

モリンガ(Moringa Oleifera)について

5,000年も前から生薬として使われ、300の病を予防すると言われる通称 「Miracle Tree(奇跡の木)」 モリンガ。 90もの栄養素をバランス良く含み、地球上でもっとも栄養価が高いとされるスーパーフード。体内でつくることができない9種の必須アミノ酸も豊富に含む唯一の植物です。 日々の食事で、野菜、果物、穀物等から十分に接種しにくい栄養素を補うことができます。

がん、貧血、肥満、酸化、動脈硬化、ストレス、免疫機能低下、アレルギーを予防する、といった検証結果や優れた働き等、多くの研究者、研究機関で発表されており、国連WFPの国際連合食糧計画でも貧困や飢餓を救う食物としてモリンガを推奨しています。
ガーナ産のモリンガは、他の産地のものと飲み比べた時に感じる香草、香辛料のような強い香り、苦み、えぐみがなく、香ばしく、舌にのせるとほんのり甘いやさしい味わいです。お水やヨーグルト、お好きなドリンク等にブレンドしてもおいしくお召し上がりいただけます。 すでに国内に輸入されているインド産、フィリピン産に比べ、成分の含有量はガーナ産も遜色ありませんが、逆にカルシウム(情緒の安定)、βカロテン(免疫力)、GAVA(ストレス防止)、ポリフェノール(抗酸化)といった成分の含有量は顕著に高い数値を示していることからガーナ産の特徴成分であるとも考えられます。

製品化にあたっては、青汁系粉末の常識をはるかに超えた700メッシュという超微粒子にし、それを水と熱で顆粒に造粒加工することで、溶けやすく、飲みやすいパウダーに仕上がっています。原料は無添化100%ガーナ産オーガニックモリンガです。